2019/03/24 (日)
プラチナの結婚指輪。 素直なカーブとピュアな輝きを放ち、これから新しいスタートを迎えるにふさわしい仕上がりになりました。 シンプルなつくりですが、ジュエリー専用CADを使ってリングの厚みや縁のカーブを0.1ミリ単位で製作した、 オーダーくださったご夫婦のためだけのデザインです。 リングにはもう一つの特別があります。 それは、男性のリングは内側に、女性の方は外側にそれぞれ1石ずつセッティングされたダイヤモンド。 これが、お母様のジュエリーの一部から使われているのです。 一緒にセットして着けている婚約指輪もお母様のお下がりだそうです。 お母様は、いやでなければリフォームしてつかったら、とご提案されたそうですが、クラシックなのが却って素敵!と、そのままお召しになっています。 まだお若くて可愛らしい女性と、渋いプラチナの縦爪リングのこのコントラストが、私は大好きです。 当初、デザインには一年以上をかけて模索されたようですが、傍で拝見していると、 和気藹々とした家族関係や親子関係が伝わってきて、 繋がりのなかに幸せがあるって、とても素敵だなと思いました。 人それぞれに幸せのかたちがあります。 さまざまな幸せに間近で触れさせてもらい、新しい価値観だけでなく、忘れてしまいそうだった幸せのあり方にも、気づかせてもらっているように思います。 幸せって、自分だけのために叶えることとは限らないのですよね。 繋がる人たちが幸せでありますようにという願いもまた、自分の幸せなのです。 末長いお幸せとご繁栄を♪