2021/05/06 (木)
お客さまからリフォームのお話を伺うのは楽しくて好きです。
何が楽しいかって、ご相談にいらした方は一様に、「こんなものなんですけど…」と言って最初はテンション低め愛着薄めなのが、話をしているうちに、実はこんな思い出があるのとか、祖母から譲り受けたものだけど、祖母はこういう素敵な人だったとか、もっとこうだと自分に似合う気がする、など色々なことを聞かせていただいてるうちに、ぐぐーっとその時空に引き込まれていく感じがするんです。
その人の向こうに、家族とかパートナーとか、かつての自分といった、たくさんの人の存在が感じられ、なんだか一緒にタイムトラベルでもしているような気持ちになります。
話をしているご本人も、忘れていた愛着みたいなものを一つずつ確かめるように思い出してられるんじゃないかと思います。そういう時間、いいですよね。
クライマックス、なんていうと大げさですが、できあがった“希望通りのかたちに生まれ変わった思い出のジュエリー”を手にした時の、あのパッと明るく輝く表情を拝見すると、もう嬉しくてなんともいえない気持ちになります。
前置きが長くなりましたが、このメキシコオパールのリングも、はるばるメキシコから、家族になった人のそのご家族から、という時空を旅してやってきたもの。
オパールが好きだし、そのことも大切にできるから、今の自分とその生活スタイルに似合うデザインに作り変えて、日々身につけて暮らしたいというご相談でした。
極力シンプルなデザインで、結婚指輪と重ねるとぴったりフィットするようにというご要望。
古いリングから外したオパールは、真新しい朝露のように瑞々しく輝いて、オパール自体も新しく生まれ変わることにわくわくしているように見えました。
脇石の小さなダイヤモンドももれなく使ってピアスに。このPetitな感じがまた可愛いくて、とてもお似合いなのでした。
リフォームするにあたって、ご主人やそのご家族とも相談していらしたお客さまの姿に、幸せを分けてもらったような気がしています。
末永く、その繋がりを感じていただけますように。ありがとうございました。
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